アイランド型・L型キッチンのメリット・デメリット~選び方も少々

私の最初の記事でも、前回の見積の記事でもサラっと書いたのですが、早めに決めておいてもらえると助かるけれど、なかなか決めてもらえない住宅設備…キッチンのことを書こうと思います。

今回はキッチンの型について。タイプ別に写真で紹介しつつ、身内に聞いた使用感も含めてまとめました。参考になればと思います。

 

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キッチンの主流は3タイプ

キッチンには大きく分けてI型L型ともうひとつ、Iの奥行の広い型があります。

Iの奥行の広い型

 

I型キッチンの奥行はほとんど650mmなんですが、これが750mm~900mmくらいになったものがIの奥行広い型です。

メーカーによって、P(パーティー)型フラット対面型(壁付きでなければ)アイランド型(壁付きであれば)ペニンシュラ型など、呼び方は様々です。

 

I型キッチン

アルファベットのIのような真っ直ぐ一直線のキッチンです。壁に付ければ作業に集中できるキッチン、ダイニングとの境に壁やカウンターを付け、そこにキッチンを配置すれば対面キッチンになります。


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一番オーソドックスなI型キッチン。壁に付けた作業に集中できるキッチン。コンパクトに納まり、ダイニングが広く使えます。

 

我が家はこのタイプです。

ダイニングテーブルを端に寄せて子供の遊ぶスペースを広く取っています。
奥さんは作業しながらテレビが見れないし、少し孤独。作業に集中できるとはいえ、子供が「ママ見てー」と言うたびに作業が止まるし、子供たちの様子が見えないので、兄弟ゲンカの原因が判断できないとよく言います。しかし、子供が危ないことをしている時、カウンターのあるキッチンよりは早く駆けつけられます
動線はヨコ移動が基本。プラス振り返って冷蔵庫・食器という感じ。効率よく料理できています。

 

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こちらも印象がだいぶ違いますが、オープンなリビング・ダイニングに付けたI型キッチン。カウンタータイプより料理をスムーズに並べられます。汚くしておくと目に入ってしまうのがデメリット。
冷蔵庫や食器棚の置く位置も悩みそうですが、自由度は高いです。


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ダイニングとの間仕切り壁に付けた対面式のキッチン。天板を大きくし、足を入れる場所を作ったカウンタータイプや、間仕切り壁の部分を大容量の壁面収納にもできます。(キッチンで使うものというよりは、リビング・ダイニングで使うものの収納。)
作業中にもリビングダイニングが見渡せ手元が見えないメリットも。

 

奥さんの実家がこのタイプです。

作業中にテレビが見られるし、子供の様子も分かります手元も隠れるため、料理の苦手な人や、来客の多い家には良いかもしれません。来客用のお菓子やお茶の用意など、作業台に置いておいても見えないので、事前に用意しておいてサッとスムーズに出せます。

カウンタータイプは「ごはん出来たよ~」の合図で子供やパートナーが動いてくれる家庭には便利です。カウンターに置いたものを家族が手分けしてダイニングテーブルへと運ぶ感じです。それをしてもらえないと、一人で作ったものをキッチンからカウンターに出し、ダイニングにまわり、カウンターからテーブルへ運ぶ…もしくは作業台からダイニングテーブルへ運ぶ作業を複数回することになります

カウンターは調理台より高く設定されているので、小さい子供(幼児)がお手伝いをするには高いため、料理を落とす・やけどなどの危険もあります。逆に、手が届かないくらい小さい子(3歳未満くらいまででしょうか)がいる時など、触られたくないものを置くにも良い高さです。実家では来客時に大人用の熱いコーヒーや、子供に与えていないチョコレート菓子などを置いていました。(踏み台などにのれば十分届く高さなので、目は離さないでくださいね。)
上の写真のようなタイプはカウンターではなく、目隠しや水はね防止の役割のみでしょう。スパイスラックや植物を置いたりする人もいます。料理を運んだり、片付けはI型より大変かもしれません。個人的には食卓から冷蔵庫が遠く、「マヨネーズ取ってきて」が頼みづらいです。笑

 

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斬新
なI型キッチン。(I型キッチンが奥の壁に付いています。)何もない置いていない台が作業スペースや出来上がった料理や食べ終わったお皿を置く台にもなります。カウンターの部分は収納なのでしょうか…足を入れるスペースを作ってカウンターにしたり、雑誌などの収納スペースを作るとまたオシャレですね。

 

※Ⅱ型というものもあります

I型の進化型といいますか、コンロ、シンクが別になり、2列になったものもあります。間口が狭いところ、2人でキッチンに立つ家にも好まれる型です。セパレート型ともいい、メーカーによってはシンク側が”奥行の広い型”にできるものもあります。

 

L型キッチン

アルファベットのLのように折れ曲がったキッチンです。たいていコンロがLの短手側シンクと作業台が長手側に配置されています。お料理好きの方に好まれる型です。作業台が広く、収納も多いです。

I型と同じようにダイニングとの境に壁やカウンターを付け、そこにキッチンを配置すれば対面キッチンにすることもできます。

I型よりも動線が短く、シンク⇔調理台が1歩、調理台⇔コンロは身体をひねる程度で効率よく作業ができます。ただし、冷蔵庫や食器棚の配置が難しく、キッチンスペースが広くなり、動線が結果的に長くなることも多いです。

 

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長手方向がI型と同じものが一般的で、I型よりもキッチンの間取り自体が大きくなるのですが、中には上の写真のように長手がコンパクトなものもあります。間口が狭い、『ウナギの寝床』と呼ばれるような間取りに最適なものです。

 

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収納と一体になったコの字型もL型キッチンに分類されます。料理が上手な奥様のキッチン!という感じですね。

個室空間になるので、作業に集中できるメリットもありますが、孤独。リビングダイニングと壁やドアで仕切られているとエアコンが効いておらず暑い、寒いもあります。

私の実家はL型キッチン

私の母は料理が得意なのと、物が多く、収納や置き場がたくさん欲しいと広いL型でカウンター付きのキッチンにしました。振り返ると作業台(半分電子レンジ、下段がゴミ置き場)と冷蔵庫、勝手口、向きを変えて食器棚と、説明しにくいのですが、L型の割にコンパクトなキッチンスペースで、いつも無駄のない動きをしている気がします。

カウンターも含め、置き場がたくさんあるため…たくさん物を置いていきます…( ̄^ ̄;)お客さんの家も見せてもらうことが多いので、ウチの実家だけではありません。きれい好き、収納上手な方でないと、そんなキッチンになっていくと思います。

L型キッチンのお家は、割と炊飯器やトースター、コーヒーメーカーなどを作業スペースに置いている家が多い気がします。I型の家では食器棚に炊飯器やトースターを置けるものを選びますが、L型なら購入前に使い勝手を確認してみてください。特に炊飯器は蒸気が出るので、換気扇に近い分、ベストな置場かもしれません。コンセント位置の確認も忘れずに!さすがに電子レンジは別に置ける場所を確保してください。

L型といえば、Lの角のデッドスペースが長年の課題…無難な2段の棚になっているメーカーが多いです。
実家は回転盤が付いていて、クルクル回して収納できるようになっています。アイデア収納ではありますが、物がよく引っかかります。角付近のドアや引出しがガチ合ったりもします。

 

Iの奥行の広い型

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最近の流行りでもあります。お義兄さんのところもこの型です。(キッチンのアイディア・仕様・照明とか)作業台も広く、写真のように収納スペースを作ることも可能。足が入るようにすれば、椅子を置いてカウンターのように軽食を取ることも可能です。お義兄さんのところはキッチンの続きでダイニングテーブルがあるので、ダイニングテーブルとキッチンを使って、みんな並んでご飯を頂いたこともあります。

そう、キッチンの型だけでなく、ダイニングテーブルや食器棚の位置でレイアウトは大きく変わります。それはまたの記事で。

 

最近の傾向として、上に吊り戸を付ける方が少なくなっています。作業台の収納や背面収納が大容量になっていることや、手が届かない、地震の心配もあってでしょうか。そのため、吊り戸で陰にならない分、明るく開けたキッチンに見えます。ピクチャーレールで照明をこだわる方も多いです。お義兄さんのところもそうです。(ダイニング・キッチンのディスプレイ飾りしてみた

 

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YU

YU

おうちを建てたい注文者と工務店などのつなぎ役「現場代理人」という仕事をしています。注文者・設計士・大工・業者との打合せから材料発注、現場指示、管理など、円滑に施工完了までをサポートします。義兄のお手伝いでおうち作りのアドバイス記事を執筆中。


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