家にたまたまクッションフロアのカタログを持って帰ってきていたので、クッションフロアについて記事にしておこうと思います。
クッションフロアの有名どころはサンゲツ、リリカラ、東リ、シンコール、トキワなど。どのメーカーも同じような価格帯です。サンプル付きのカタログは分厚く、かさばるので、どこか一冊…ならサンゲツは種類が豊富なのでおすすめです。その代わり、取っ手が付くほどのスゴイ厚みです。
どーん!
クッションフロアとは
クッションフロアとはビニール素材でできた床材です。一部コルクもありますが…
そう聞くと、オフィスや店舗を思い浮かべる方が多いと思いますが、一般的な住宅にもよく使われます。
種類も驚くほど豊富です。フローリングそっくりのものも、樹種、色目だけでなく、組み方(ヘリンボーンやパーケットなど)の違うものもあります。継ぎ目のへこみも再現されており、足で触れる以外とすれば、近くで見ないと本物と区別がつきません。
他にもコルク、石やタイル調のもの、メーカーによっては洗い出しの小石のボコボコ感を再現したもの、チェッカープレートと呼ばれる、鉄板に滑り止め加工をした柄などもあります。
お義兄さんの脱衣所の旅館を思わせる籐(とう)もクッションフロアです。
クッションフロアをどこに使うか
一般住宅でクッションフロアを使う場所はトイレ、脱衣場、子供部屋です。
メーカーではペットを飼う人や、お年寄りが利用する場所用に、衝撃吸収性が良く、消臭タイプのものも出ていますが、私はまだリビングのような広い場所にクッションフロアを使う人には出会ったことがありません。
クッションフロアのメリット
安く済む
フローリングを張るにしてもタイル調の床にするにしても、安く済みます。ヘリンボーンなど、手間のかかる張り方でも、大理石調の床でも、シートをペタッと張るだけなので安く済みます。
掃除がしやすい
細かいゴミが継ぎ目に入り込むことがないので掃除が楽です。クッションフロアにも継ぎ目はありますが、遠目では確認ができないほど分かりにくいです。もちろんゴミが入り込む隙間はありません。
普段のメンテナンスは掃除機や、乾いたワイパー、雑巾での水拭きなど、フローリングと変わらないです。
張り替えが楽
汚れたり破れたりした場合、フローリングよりは割と簡単に張り替えられます。”割と”と付けたのは、やはり手間はかかるからです。
トイレや洗面台はフローリング同様、クッションフロアを張った上に取り付けるので、張り替える場合はトイレや洗面台を外さないといけません。床を張る業者さんだけでなく、設備屋さんも呼んでくることになります。それでもフローリングを張り替えるよりは手間がかかりません。
賃貸のアパートの玄関、洗面所はクッションフロアのことが多いです。クッションフロアにしておく一番の理由はコレだと思います。
傷が付きにくい
例えば金属のような固いものを落とした時、フローリングなら、えぐれたような跡になりますし、落としたものが食器なら割れます。クッションフロアでも傷がついたり、落としたものが壊れたりしないわけではありませんが、フローリングよりは傷つきにくく、衝撃は若干緩和されます。
息子はダイニングテーブルなど、自分の目線と同じ、高いところにトミカを置いて遊ぶのですが、まーよく落とします。床に目立つほどの傷はありませんが、少なからず傷はついていますし、トミカのメッキははがれていっています…クッションフロアは落とされる床にとっても落とすものにとっても、WIN-WINなのがいいです。
タイルの場合も、落としたものの衝撃で割れることもあります。割れた一枚をはがし、取り替えることはできますが、タイルは廃盤になることも考えられます。クッションフロアなら割れることはありません。ただ、1か所傷がついて、変えたいという時は全面取り替えです。
トゲがない
我が家も実家も無垢のフローリングですが、15年~20年使っていると、ゴロゴロしていてトゲが刺さることがあります。特に子供はすり足で遊んだり、スライディングしたり、普通に歩くだけではないのでより危険が増します。無垢材でなければほぼ大丈夫ではありますが、クッションフロアにすれば間違いなく刺さりません。ただ、クッションフロアでスライディングしても、フローリングよりは飛距離は伸びないですが…。
思い切ったデザインが気軽に楽しめる
トイレがチェッカープレート、子供部屋がタイル張り。脱衣所が大理石調の床。など、そのものの素材では冷たい・硬くて危ない・高価など、難しいことにも気軽にチャレンジできます。壁紙は床以上にたくさんの種類があるので、良い組み合わせはきっと見つかるはずです。家の一部だけ、冒険してみるというのも良いかもしれませんね。
今回はメリットだけ紹介しました。
次回、デメリットやメンテナンスなどについて書こうと思います。