子供たち

カブトムシはどこにいる?捕まえたら何に入れる?虫かご選びから飼育まで

梅雨明けが各地で発表され始めましたね。

今年は本当に雨ばっかりで涼しく、なかなかこの虫に出会えませんでした。

 

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カブトムシ。

このフォルム、たまならくカッコいいですよね~。

 

お住まいの地域では捕れますか?ウチは車で15分くらい行けば森のような公園が点在しているので、息子のために夜な夜な捕獲に出掛けていました。

その甲斐あってコクワガタカブトムシミヤマクワガタ…合計3種類、5匹揃いました。息子が毎日違う虫かごを持って保育園に行っている姿を見ると、父のノルマは達成されたかなと思います( ̄ー ̄+)

 

毎年、父親同士の静かな戦いみたいなとこもあって、「○○くんのカブト大きかった!」「○匹飼ってるんだって!」という情報にピクっと反応してしまいます。でも、ミヤマを見つけた段階で今年は満足です!

 

 

カブトムシがいる場所

ちなみに私が見付けた場所は

・森に囲まれた公園

・森近くの橋にある電灯(LEDではないもの)の近く

・昔からあるアンダーパスやトンネルの電灯

・古めの自動販売機

・道路のど真ん中

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昔からよく言う、前日に密を塗りに行って…朝早くに様子を見に行く…ということはしたことがありません。

特にクヌギの木が好きと聞きますが、クヌギの木は木自体があまりなく、桜の木で見付けることが多かったです。あとは栗とか…ドングリでお馴染みのコナラにはよくいるようです。

逆にスギやヒノキのような木のペラペラした皮に覆われているような木では見たことがありません。樹液もなさそうですしね。針葉樹林より広葉樹が好き。と覚えておくと探すのが楽になりますよ。

 

自動販売機や電灯に集まる性質は走光性と言うそうです。月や太陽と勘違いして集まってしまうんですね。でも最近設置されているLEDの電球には全然見向きもしません。コンビニにも最近、蛾などが寄り付かなくなったとおもいませんか?青白いビリビリっとするライトも見なくなりました。LEDは虫には見えにくい光のようです。なので、”古い”、”LEDではない”光を探してみてください。

 

子どもが起きている時間に捕まえに行きたいと思い、夜20時~21時に夜のカブトパトロールへ出かけていたんですが、小ぶりなコクワガタが見つかるくらいで…やはりもう少し遅くならないと出てこないみたいですね。23時頃、私(と友人)だけで行ったら、大きいカブトやミヤマに会えました。

 

自然豊かなところに住んでいる方なら、バナナにお酒をかけたものを外に置いておくと、ニオイに釣られて寄ってくるそうです。他の虫も寄ってきますが…後処理もあるので、ゴミの日の前日にやってみてください。あと、1匹手に入ったら、その虫かごを外に出しておいたら、メスが寄って来た!というのも聞きました。

 

カブトムシが見つかったけれど、その後何に入れておこう…

さて、見つかるかも分からないカブトやクワガタのために、最初から虫かごを買うのは何となくもったいないですよね。でも、いざカブトやクワガタが見つかると、何に入れて持ち帰ろう…と悩みます。家までの道中は虫取り網に入れたまま、網の口を握って持ち帰るのが最善。

車ならばビニール袋やティッシュを抜いた空き箱。穴には車の取説などを被せる。最悪ダッシュボードの中も考えました。

捕まえた直後は興奮していて元気が良いので、手で持ってというのは運転に支障をきたす恐れがあるのでご注意を。

 

さて、その後、虫かごを買うまで、どう飼うか…我が家が試した記録を綴ります。

 

コンビニおでんの発泡スチロールパック。プラのフタ付き(フタには空気穴をあけて)

実家からコンビニおでんの容器に入ったカブト虫をもらったことがあるんですが、一夜明けて奥さん絶叫。。。細かい発泡スチロールが散乱し、中にカブトムシがいないっ!!発泡スチロールをカジってか、ツノでこづいてか不明ですが、穴をあけ、脱走を図っていました。脱走したカブトムシは外の電灯を見付けて飛んだからか、窓の網戸のところで捕獲。発泡スチロールはダメです。

 

紙製の箱

これもカブトムシは穴をあけます。エサを入れると湿ってしまうのも良くないです。段ボールも同じ。

 

ビニール袋

これも簡単に穴をあけます。

 

プラスチックのパック

やっぱりプラ製なのは絶対。ミニトマトが入っていたパックなど…持ち運びには良いんですが、天井高が低くてかわいそうでした。

 

バケツ&重ための本やまな板のようなものでフタをする

中が見えないのが心配。空気穴があけられない。何より奥さんが使うのを許してくれない。

 

そして我が家がたどり着いた即席のカブトムシ入れは…ダンッ!

味噌のプラスチック製のカラ容器!

コンパクトで高さもあるフタも今のところ開けられたことがありません空気穴も簡単にあけられる使用後は気兼ねなく捨てられる

袋入りの味噌を買っているご家庭には残念な結果ですよね…申し訳ありません。でも、たまにパックのものを買って、使用後にはとっておくと良いですよ。冷蔵庫の中の細かなもの(チョコレートとかゼリーから、保冷剤や冷凍ごはんまで…)の収納、水気のあるもの(コンニャクや漬け物)の保存などにも便利です。

 

虫かごはどんなものがオススメ?

応急処置の入れ物から、なるべく早く虫かごに入れてあげたいんですが、意外と虫かごは種類があります。

こんなところをチェックしながら選んでください。

 

全体がメッシュのものは避ける

まず、これはカブトやクワガタを飼うためには土をひいてあげる必要があります。なので、全体がメッシュのものはダメ。あれは昆虫採集の時に首にぶら下げて持ち歩く専用と考えましょう。

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持ち運ぶなら取っ手付き

ウチの息子のように園や学校に持って行くのであれば取っ手付きが良いと思います。他の荷物もあるし、転ぶのも心配なので、両手がふさがるのはよくありません。ただ、取っ手を持つと虫かごを振りたくる子もいるので、そこは大人が注意をしてあげましょう。そして、取っ手付きの場合、買う前に必ずチェックしたいのが次のこと↓

 

取っ手が付いていてもフタが外れるものがある!

持ち運ぶことを考えて付いている取っ手も、取っ手だけ持っていると何かのはずみでフタが外れて虫かごが落下。土を撒き散らしたり、虫を逃がしたり、時には虫が死んでしまうこともあります。取っ手付きで外れやすい設計なのは個人的には許せない製品ですが…

 

これは同じ商品であっても、フタとの兼ね合いが良いもの悪いものあるので、店頭でシッカリチェックして欲しいです。それでも本体とフタの素材も違うので、暑さで伸び縮みの幅も違い、外れやすくなったりすると思います。土を多く入れればその分の重みで外れやすくもなるので、我が家は念には念を入れて(というか一度外れて信用していないので)養生テープで2ヶ所固定しています。

ちなみに大きい虫かごには取っ手付きのものはありません。

 

ツノが引っかからないような空気穴

毎年、ウチのクワガタは脱走を試みてか空気穴にツノがはさまり、もがき苦しんでしまいます。発見するのが遅く、宙吊り状態で死んでしまったクワガタもいました。特にツノに隆起があるノコギリクワガタがよくやりがちです。

クワガタのツノ(ホントのところはツノではなく、アゴが発達したもの)は釣り針のように返しが付いているので、引っ張っても取れず、ニッパーで虫かごの網目を切って救出しています。

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我が家では毎年のことなんですが、虫かごを作っている会社にクレームとか入らないんですかね~…毎年改良を期待しつつ、毎年改善が見られずガッカリしています。

ツノが挟まらないような、細かな空気穴があいている虫かごは1つしか見たことがありません。売り文句はコバエが侵入しにくい!というもので、クワガタのツノに関しては触れられていませんでした。しかも持ち手がなかったし、高価でした。

 

今までの経験上、フタの角に引っかかりやすいので、角に空気穴がないものを選ぶと良い気がします。そういう虫かごが見つからなければ、毎日朝チェックしてあげることが大事です。

 

簡単に開くものは脱走注意

あとはフタの上についている窓をチェックしてください。このくらいの固さなら開けづらいかな…というものでも、力持ちのカブトムシは開けて脱走を図ります。でも固すぎると子供が開けづらい…固いと思っていても、何度も開閉を繰り返すたびに簡単に開くようになってしまう…ので、オススメはスライドしてロックできるものです。これなら子供にも開けやすい上、カブトムシには開けられません。

 

虫かごの大きさ

1匹だけで良いのならば手のひらサイズの小さいものでOKです。小ぶりのクワガタは3匹共存させても大丈夫でした。もう少し大きくなるかも…という心配はご無用。成虫はそれ以上、大きくなりません。

 

共存させると共食いやケンカの心配がありますが、成虫のカブトムシやクワガタはエサさえちゃんと与えていれば、共食いすることはないようです。ケンカはするかもしれませんが、ガサゴソ音で気付いてあげましょう。

 

ウチの地域では、小学生になると、つがいで飼って卵を産ませ、幼虫の世話を楽しむ家庭が結構あります。幼虫を育てるには土(幼虫のエサ入りのマット)がある程度深く(15cm以上)必要なので、それを見越して、一回り大きい虫かごを用意しておくのも良いかもしれません。本には長手側が40cm以上と書いてありました。

 

で、結局どこの虫かごを買ったの? in 2019

やはり安く済ませたいので、やはり100円ショップを回りました。

去年までダイソー製のものを3つ持っていたんですが、今年はフタが半透明にリニューアルされており、貧弱な素材になりました。開閉の度にフタがしなる…クワガタのツノが挟まったのもこのカゴです。

 

何社かまわり、結局セリアのものを購入。ミヤマクワガタが現在ココに住んでいます。ダイソー製よりやや小さめ、窮屈そうですが、まぁ大丈夫。壁を登って落ちる…を10秒に1回繰り返していたので、今は木切れを追加してあげています。角に空気穴がないからか、ツノはまだひっかかったことがありません(よかったー)

フタの窓のロックはスライド式ではないものの、割と固く、カブトムシなら開けそうですが、クワガタだから大丈夫かな…という感じ。でも夜中には上に重りを乗せています。

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 虫かごと合わせて買うべきもの

カブトムシやクワガタを飼うに当たって必要なものを書いておきます。

昆虫マット

家の庭の土ではなく、昆虫マットを入れてあげましょう。ふかふかした、もぐって休める環境を作ってあげましょう。

霧吹きで湿らせておくのも大事。ダニ取り効果があるもの、カビの発生を抑制するものもあります。

 

エサ・エサ台

昆虫ゼリーがあれば、特に他のエサをあげなくても生きてくれます。深いものだと下の方までたべられないので、浅いもので十分

ゼリーの底が平らであれば、エサ台はなくても何とかなりますが、安定しないため、カブトが被ってしまったり、ひっくり返して土まみれになったりもするので、あった方が良いかもしれません。エサ台の大きさは虫かごの大きさに見合ったものが良いと思います。(大きすぎると、フリースペースが小さくなります。)

 

食べ方を見ると面白いですよ。歯間ブラシみたいなモサモサした形状の舌を出してなめます。

他に食べ物をあげるとするなら、リンゴバナナが好きです。桃やバナナは特にコバエが寄り付くので、半日くらいで回収した方が良いです。昔はスイカをあげていませんでしたか…?今はスイカは推奨されていません。下痢になるらしいです。

 

木切れ・枯葉

これは買ってまで用意しなくてもいいですが、昆虫採集の時に一緒に拾ってくるのがベスト。昔の居場所を思い出せますしね~…

カブトムシやクワガタはひっくり返ると自力で起きるのが難しく、体力を消耗していしまいます。地面には何かつかまれるものを置いておきましょう。

 

昆虫マット霧吹きエサ木切れ…この4つさえあれば特にいらないと思うのですが…

コバエよけのネットは台所の排水溝ネットでも代用できましたが、容器とフタの間に挟むのはやめた方が良いです。

ネットにツノや足がひっかかり、絡みついたことがありました。あと、フタが外れやすくなります。天井高も低くなってかわいそう。でもやはりコバエはよってくるんですよね~…使うならフタの上から被せてゴムでとめるのが良いと思います。

 

ちなみに虫取り網は伸縮するものはダイソーでは150円、セリアでは100円でした。

 

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捕まってカゴの中での一生となるカブトムシやクワガタは少しかわいそうな気もしますが、子供に世話をさせることで学ぶことも多いと思います。ただ、子供に任せっきりではなく、親も少し手助けしながら、昆虫の短い一生を責任持って世話できると良いですね。

 

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YU
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おうちを建てたい注文者と工務店などのつなぎ役「現場代理人」という仕事をしています。注文者・設計士・大工・業者との打合せから材料発注、現場指示、管理など、円滑に施工完了までをサポートします。義兄のお手伝いでおうち作りのアドバイス記事を執筆中。 子供のことや、奥さん手作りの子供の知育おもちゃも紹介しています。