地震に強い土地の探し方!

家を建てる土地を探している方も多いかと思います。

会社や駅、実家に近いなど、利便性と共に気になるのは“地盤が良いか”ということだと思います。

 

スポンサーリンク

地盤が悪い土地の見分け方

地盤が良くない土地と言えば、埋立地や昔田んぼだった所…というのは良く知られていますが、他にも崖地など見ただけで分かりやすい場所から、目には分からないごくごく普通の土地でもその土地自体が軟弱…ということもあります。

 

地名が参考になる?

ウチの近所に”沼”が付く地名があるのですが、少し掘るとドボドボだと聞いたことがあります。”沼”が付くだけあって昔、沼地だったところなんです。

他にも”池”、”水”、”田”など、水に関係する名前の土地は注意が必要です。他と比べてやけに安い土地など、気になる場合は役所でハザードマップを見せてもらうと良いと思います。ネットで公開しているところも多いです。

例えば、 住みたい街ランキング上位の東京都港区のハザードマップはこちら

20180626-05

ハザードマップには地震に関するものだけでなく、浸水、津波などいろいろな種類があります。併せてチェックしてみてください。

国土交通省ハザードマップポータルサイトで確認ができます。

 

この重機が来てたら地盤が弱い!

私もお施主さんには「調査してみないと分からないです」としか言えないのですが、近くに建築中の現場がある時は、その現場の動向を伺い、ある程度予想することができます。

 

丁張り~基礎工事が始まるまでの間、チェックしてみてください。

丁張りとは家の建つ周りに杭を打ち、板を付け、糸を張ることです。(一番最後の写真に写ってます)その状態から基礎工事(型枠と鉄筋が組まれる)が始まるまでの間に、パイルドライバーが来たら地盤が弱い土地なのかなと推測できます。

 

パイルドライバーはプロレスの技ではありませんよ。あのプロレス技の元になった杭打ちをする重機のことです。

20180616-01

子供の本などに出ている大型の物は、ビルやマンションを作る時のパイルドライバー。一般的な住宅を建てるときに入るパイルドライバーはトラックに乗るほどコンパクトです。

 

杭を固い地盤まで打ち込み、その上に家を建てることで、地震の揺れに強く、地盤沈下、液状化現象などにも耐えられる家を建てることができます。これを鋼管杭工法と言います。上に建つ家の大きさにもよるのではっきりとは言えませんが、長い杭が多く打ち込まれている現場は地盤が弱いと言えます。

 

杭は電柱くらいの太さのもので、パイルドライバーが来る数日前に現場入りしているかもしれません。長さや本数は、ボルトで繋いで使うため、工事の様子を見ていないと分かりません。

・丁張りされた現場に杭(円柱形の電柱くらいの太さのもの)が何本も置いてある。

・丁張り~基礎工事の間にパイルドライバーが来た。

こんな現場があったら、地盤が弱いところと予想できます。

 

パイルドライバーは杭を打ち込むだけでなく、スクリューで穴を掘りながらセメントを土に混ぜていき、地盤を改良することもできる重機です。これも地盤が弱い土地に施す作業で、柱状改良と言います。一般住宅ではこちらの方がよく使われます。

 

この場合、パイルドライバーの他にセメントを混ぜるためのプラントが近くにあるはずです。プラントがクレーン付きトラックの上にあり、セメントをホースでパイルドライバーに送っていることが多いです。

20180616-02
トラックに載っているのがプラント。袋に入っているのがセメントの粉。

20180616-03
土とセメントを混ぜている様子

地盤改良した土地は外部から見ただけでは分かりません。パイルドライバーは40坪で30ヶ所程度、3日間くらいしかいないので注意していても見逃してしまうかもしれませんが、柱状改良の場合、建築中の現場で地盤が弱いか判断出来るチャンスはこの時のみです。

20180616-04
柱状改良直後。丁張りで囲まれたところに色の違う丸いものが数十ヶ所あります。

・パイルドライバーとセメントを混ぜるプラントがある。

これも地盤が弱い場所と推測できます。

 

鋼管杭工法、柱状改良とは別に、表層改良という地盤改良の方法もあるんですが、これは弱い地盤が2M程度と浅い場所での改良法です。この場合、パイルドライバーは来ず、ショベルカーがセメントの粉と水を撒き、土と混ぜ合わせ、その後ローラーで締め固めます。コストも鋼管杭工法や柱状改良より安いので、さらっと触れる程度にします。

 

住宅瑕疵保証責任保険がるので一応は安心

平成21年10月に住宅瑕疵保証責任保険の制度が整って以来、地盤の弱い土地には地盤改良が必須になりました。どこの工務店、メーカーで建てても軟弱な地盤であればシッカリと対策はされるはずです。しかしその分お金はかかります。(ごく一般的な住宅・柱状改良で100万~)

 

地盤改良が必須になってからまだ10年経たないんですよね。18年前に田んぼの上に建てた実家は、山砂を入れながら、ひたすら締め固めていました。その工法で果たして地震に耐えられるのか…これから建てる方達は恵まれているなぁと思う今日この頃です。

 

The following two tabs change content below.
YU

YU

おうちを建てたい注文者と工務店などのつなぎ役「現場代理人」という仕事をしています。注文者・設計士・大工・業者との打合せから材料発注、現場指示、管理など、円滑に施工完了までをサポートします。義兄のお手伝いでおうち作りのアドバイス記事を執筆中。


コメントを残す